公開日 2011年07月03日(Sun)
昨日の第1試合終了後,すれ違う観客が口々に「よか試合じゃったな~」
と言いながら帰って行かれました。
どちらに転んでもおかしくないシーソーゲーム。清修館高校野球部もずい
ぶんと粘り強くなりました。試合の模様をお知らせします。
球場に到着したのは,5回裏。おっ!勝ってるじゃないか,しかも
逆転だ。急がなきゃ!
エース羽根田がビシビシと速球を投げ込んでいます。テンポ良く投げて
います。
送りバントも難なく決めていきます。(ちゃんとボールが写ってます)
こちらは,ベンチに入れなかった部員とマネージャーたちです。ベンチの
選手たちと気持ちをあわせて応援しています。
最大のピンチは,6回表。ノーアウト1・3塁。ここで,ベンチの濱涯監督
の指示は,「1点はしょうがない。内野は,定位置に下がって,ゲッツー
狙い。」狙い通り内野ゴロを打たせて,ダブルプレー。1点は取られました
が,2アウトランナー無しになって,最少失点で切り抜けることができました。
(と,ここで写真を撮ってないことに気づきましたが,写真どころではなく,
試合に集中していました。(言い訳(笑)))
1点リードをされたまま9回裏の攻撃です。選手たちを座らせて指示を出
します。
これまでで一番気合いの入った大きな声で
「何でもいいから塁に出てこい~!!!」
この気合いが乗り移ったのか・・・
4番羽根田のたたきつけるバッティング。相手サードのミスを誘いました。
1塁へ猛然とヘッドスライディング。やりました。ノーアウトのランナーがでました。
送りバントをきっちり決めて,1アウト2塁。ここでバッターは6番
キャッチャー上之園。
痛烈な打球がショートを越えていった~。
1アウト1・3塁でバッタ-は,7番レフト高山。
打球は内野を抜けた~!
やりました。同点です。
9回が終わって,スコアボードを見てみると,・・・
得点,ヒット数,エラーの数がすべて同じです。互角の勝負。戦いは延長
戦に入っていきました。
9回が終わると,両チームの控えの選手がさっと出てきて,手際よく
グラウンド整備をしてくれました。綺麗になったグラウンドで10回表
7回からリリーフしてきた山口,渾身のボール。
キャッチャーフライで仕留めました。
さあ,10回裏の攻撃です。相手ピッチャーは初回から投げています。
だいぶ球威が落ちてきました。チャンスです。
2アウト満塁です。
各塁にランナーがいます。迎えるバッターは,5番サード右田。
ボールが3つ先行し,1つストライクがはいったあとの5球目・・・
高い!ボールだ!!サヨナラ押し出し!!!
勝ちました。
先輩に支えられてマウンドを降りる出水工の2年生エース。
最後まで一人で投げ抜いたエース。敵ながらあっぱれです。
きっと強くなるでしょう。出水工業の皆さん,素晴らしい試合を
ありがとうございました。
挨拶を終えて・・・
校歌を高らかに歌いました。
スタンドで一体となって応援したお父さんやお母さん方,そして,先輩
たち,本当にうれしそうです。
スコアボード上の掲揚台に校旗が掲げられました。
試合後球場の外で選手たちを待っている中で,一人のお父さんが
「こいまでやったら,6回の表で大きく崩れちょったどな~。粘り
強くなったどな~。」「じゃっど。」
ひと冬超えて,確実にたくましくなった選手たち。次も気を引き
締めて,自分たちの目標「1戦必勝」を胸にガンバって欲しいと
思います。両チームの選手たち,感動をありがとう!!