ぎふ清流国体 男子ホッケー 準決勝

公開日 2012年10月04日(Thu)

ぎふ清流国体の少年男子 準決勝が行われました。

対戦相手は「滋賀県」

滋賀県立伊吹高校で構成された滋賀県チームは,『全国選抜大会・全国高校総体 優勝』という成績を残しており,3冠をかけた準決勝。

鹿児島県も『上位入賞』という目標をもって望んだ大会。

勝てば『優勝』

負ければ『3位』という場面で,もちろんめざすは優勝。

緊迫した雰囲気の中,試合が開始されました。

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(グランドに入る様子:木下拓弥主将)

試合は,滋賀県のセンターパスにより試合開始。

丁寧なパスワークでサークルインするも得点できず。

試合が動いたのは19分,木下君が縦パスしたボールを川畑君がワントラップシュート,右中段に決め先制。

勢いづいた鹿児島県は29分にPCを取得。

木下君が強烈なシュートを放つとDFのスティックに当たり右上段に吸い込まれるように決まる。

1点返したい滋賀県は終了間際にPCを取得するが決めきれない。

GKの田島君は,相手の放ったリバースシュートがヘルメットにあたり,額が切れて出血するも止血後すぐに試合に戻った。

相手の攻撃を防ぎ,前半2-0でリードして終了。

後半開始4分,勢いの止まらない鹿児島県は自陣サークルトップから左前に木下君が大きくクリアすると,DFにマークされた川畑君がトラップと同時にDFをかわしドリブルで持ち込む。

サークルトップで待っていた宇都君にパスをすると,宇都君はDFの気を引かせた後川畑君へリターンパス。走り込んだ川畑君がプッシュシュートを打つが飛び出してきたGKに防がれた。

と 思った瞬間,ボールはGKの上を越えてゴール方向へ...

DFがクリア使用とする前に,川畑君が押し込み3点目をあげる。

疲れが出はじめた16分,滋賀県がPCからリバースシュートを放ち決められる。

リズムをつかみ始めた滋賀県は,21分・28分とゴール前の混戦から点数を決め,同点となる。

鹿児島県も攻め込むが得点にならず,苦しい状態となった。

1年生の松下君も体を張ったDFでしつこく相手のボールを取りに行った。

競り合いの際,相手のスティックが右ほほにあたり負傷...

でも本人は止血後,「大丈夫です」と試合に戻った。

3年生の木下君も中盤の要としてずっと走りっぱなしの状態で足もつる状態だったが,相手のスピードあるドリブルに必死にくらいついた。

その姿に,チーム全体が影響を受け,全員守備・全員攻撃を最後の最後まで見せた。

終了間際31分,PCから左側でタッチされ4点目をとられると取り返しに攻め込んだがそのまま試合終了。

結果,前半2-0,後半1-4,計3-4で破れ,優勝を逃したものの3位という結果を残すことができた。

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試合終了後,鹿児島県体育協会 高城専務理事より労いの言葉を頂きました。

選手も保護者も なみだ なみだ でした。

選手は「悔いが残る...」といっていたが,優勝チーム相手にすばらしい試合をしてくれました。

これも,岐阜まで応援に来てくださった皆さんや鹿児島で応援してくださった皆さんのおかげです。

本当にありがとうございました。

そして...最高の思い出をありがとう。

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