3期生の今(その3)

公開日 2012年06月03日(Sun)

更新が遅れてしまいました。 楽しみにしておられた皆様申し訳ありません。 さて,消防士に採用され 現在消防学校にて訓練を受けている 今年3月卒業の3期生二人の訓練模様の続報です。 稽古の合間にゆっくりと会話することができました。 Img_7609 高校時代よりさらに 一回り体が大きくなった様子です。 管理人「消防学校はどうね?」 M君 「毎日充実しています!訓練生はみんないい人ですし,     教官にも大変よくしていただいています。」 管理人「ん〜・・・ちょっとふっくらしたんじゃない?     訓練で鍛えて筋肉がついたかな?」 T君 「あはは!そうなんですよ!筋肉もついたんですが     何より飯が美味いんです!寮の飯が!」 M君 「本当に美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます!」 なるほど!毎日の訓練に疲れた若者にとって 皆で食べる美味しい寮のご飯の味は格別でしょうね。 管理人「訓練以外はどうなんだい?」 T君 「けっこう勉強が難しいです。」 管理人「どんなことを学ぶの?消防法とか?」 M君 「消防のことはもちろんですが,物理とか化学もあるんです」 T君 「来月から英語もあるそうです。」 管理人「私が英語を教えたのだから問題無いでしょ?」 二人 「えへへ・・・・(無言)」 文系出身の二人は「生物」しか履修していなかったので 物理や化学には多少苦労している様子ですが, 顔はいたって余裕そのものでした。 きっと英語も大丈夫です。ご安心下さい! Img_7642 他の訓練生とも大変仲良く, 数年来の友人のようにとけ込んでいました。 Img_7640 何より,訓練生全員の集中力の高さに驚きました。 各自で動きながらも次々と出される講師のアドバイスを きちんと理解し,次の行動に移っていました。 集団行動とはこうあるべきか!と教師としても 大変参考になりました。 本日の稽古を締めくくる講師の方の言葉です。 「剣道は打ち気や勝ち気にはやっては負ける。  君たち前期組(4〜9月)は8月の暑いさなかに  防火服を着用して救助訓練を行う。炎天下のなか  風を通さない防火服とマスクを着用して,煙がたかれた中  要救助者を探し救助するには、雑念を払って任務に  あたらなければいけない。剣道を通じて是非自己の  精神制御を身につけてほしい。」 Img_7644 整然と並んだ訓練生達の背中が大変頼もしいです。 東日本大震災がおきた昨年, 消防士を目指し,採用試験を突破した若者達です。 未曾有の災害から多くのことを感じ学んで, 自らの使命を果たすため,今ここに立っているはずです。 今後、鹿児島いや日本の防災を担っていく彼らを 見ていると「これからの日本も大丈夫だ!」と 胸(と目頭)が熱くなった管理人でした。